印鑑と朱肉の歴史が異なるもの面白いですよね。
では、その前には何を使用していたのというと、泥を使用していたそうです。御存じの方もいるのではと思いますが、朱肉の別名は『印泥』とも言われており、これが語源なのでしょう。
現在、実印用の消えにくい朱肉や速乾性の朱肉等、様々な種類がありますが、泥を朱肉として使用する事はなかなか考えにくいと思います。
江戸時代においては、武士は朱肉、平民は泥を使用するといったように階級差を表すものでもあったそうです。
印鑑の起源は、5000年も前のメソポタミア文明にあるそうです。
かなり前の話ですよね。
ただし、この際の印鑑は、有力者のみが使用していたとの事です。
つまりは、一般的ではなく、ある一定程度の権力の証としても使われていたのだと思います。
では、印鑑が一般的になったのはいつなのという話になると思います。
答えは、江戸時代になります。
なぜ、江戸時代かといいますと、農地の管理などを始めましたので、その際に、農民の名前を書類に記入する作業があります。
しかし、まだ字を書けない農民が多かったため、サイン代わりの印鑑の普及となったそうです。
なので、印鑑を見て、初めて自分の名前の文字を知ったという人もいたのだと思います。
おもしろいですよね。
やっぱり印鑑は黒で決めたいという方、黒水牛の印鑑はいかがでしょう?オランダ水牛は清楚な感じですが、黒水牛はびしっと決めたいという方におススメします。硬度も高く、粘った感じも独特です。耐久性に優れていますから、印鑑としても長く愛用することができます。水牛の角ですが、角は木の年輪と考えられます。年をとるごとに立派になるわけですが、その場合、中心部に行くほど良質のものと言われています。その部分を芯持ちと言うのですが、オランダ水牛の場合は純白ですが、黒水牛はもちろん黒です。手にしているだけで、黒光りのする高級感がありますが、そんなに高価なものではないのです。是非印鑑選びの候補に挙げてみてください。
印鑑そのものは古代から用いられていたが、朱肉が登場するのは意外と遅く、中国が宋の時代のころと言われています。
朱肉には練朱肉と事務用朱肉の2種類があり、一般的には下記の成分で作られています。
●練り朱肉
油(ヒマシ油、白蝋、松油等)と顔料(色素)を練ったものを植物繊維に閉みこませ、泥状にしたものでその歴史は古く<印泥>とも呼ばれる。
●事務用朱肉
家庭やオフィスで一般的に多く使われている。植物油、合成樹脂、顔料(色素)を朱油とよばれるインキ状にしたもので、フエルト又はスポンジに染み込ませて製品となっている。
今ではたくさんの朱肉が開発されています。速乾タイプや鮮明な捺印がしやすいタイプ、携帯しやすいタイプなど。
朱肉は印鑑があってはじめて意味を成します。印鑑がそうだったように朱肉もこれからもっと発展する可能性もあるといえますね。
